宮原医院 心療内科
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宮原医院 心療内科所在地

〒519-2704
三重県度会郡大紀町
阿曽2270

電話:0598-86-3555
Fax:0598-86-3505

休診日
木曜・日曜・祝日・土曜午後

診察時間
9:00-12:00/14:00-17:00
※1 土曜は9:00-12:00
※2 午前11時からの1時間と午後2時からの1時間は、初診の方専用の診療時間とさせて頂いております

お知らせ

●第62回「テニスで怪我A」

皆様いかがお過ごしでしょうか、宮原医院副院長の宮原です。今回は、心配してくださる方もみえると期待しまして、前回の続きで足の怪我の続編を。

前回お話ししました通り、11/10にテニスで右足首をひねり、見る見るうちに外くるぶしが倍の大きさにまで膨れ上がり、激痛が走ったので直で近くの整形外科クリニックを受診しました。その時の診断は、重度捻挫で全治3Wくらいかなというもので、添え木のようなもので固定し、包帯をぐるぐる巻きにして松葉杖を借りてシップと飲み薬(痛みとめ)が出ました。その後、極端なまでに右足に負荷をかけず、寝ているときもその添え木を外さず寝ておりましたが、とにかく初めの1週間は足の甲はもちろん、指先まで腫れている状態で、痛み止めも効かないほどの痛みでした。2週間も過ぎたころには、何もしなければ痛みはかなり引いたのですが、腫れは相変わらずで、足の甲はパンパンのままでした。整形の先生もおかしいと思ったのでしょう、「MRIを来週撮りましょう」ということになり、12/1にMRIを近くの総合病院で撮ってもらいました。その頃になりますと、患側の足をついても添え木をしていればさほど痛くなく、腫れてはいるものの、松葉杖なしで数歩歩いたりしていました。12/2にお電話で先生からMRIの結果を聞きました。診断名は「骨挫傷」というものでした。職業柄、「挫傷」という病名はよく耳にするのですが、「骨の挫傷」という病名はあまり聞き覚えがなく、ネットなどで調べてみますと「骨折はしていないが骨の内部が炎症・出血し、骨折の一歩手前の状態でMRIが普及して初めて提唱された概念」らしいです。これが治りきる前に無理すると簡単に骨折するし、痛みが長引くし、ひどい記載では骨壊死まで至るようなものもあり、怖くなってきました。電話では「骨挫傷でした。足をつけていたくなくとも極力つけないで、今まで以上に挙上して」だけでしたので、どの骨なのか、程度はどの程度で、治りかけなのか未だ激しく炎症中なのかなどを知りたくて、昨日、自分の外来診療は予約患者さんを皆見た後に早退させていただき、結果を聞きに行かせてもらいました。結果としましては、「右脛骨・腓骨・距骨の骨挫傷」という診断で、靱帯は大丈夫でしたが、「全治3-4か月」という予後でした。明後日で受傷後4週間になるのですが、その間足は全く動かしておらず、足首は固まって動きません。腫れのせいで指もぴくぴくとしか動かず、そのことも相談させていただきましたところ、「腫れも動かさなければとれない。まずはしばらく足首を動かす運動はしてください。でも体重はかけないで」とのアドバイスをいただきました。どうやら、腫れているうちは指はどうせ動かないだろうから、指を動かすリハビリは今はやめといて、腫れを取る、あるいは足首が固まってしまうのを阻止する目的でのみ動かし始めてください、ということと理解し、昨夜からチューブを使って足首を手前に引っ張ったり、伸ばしたりというとこを始めています。心なしか今朝起きたら、腫れがだいぶ引いていたように見えるのは気のせいかもしれませんが、全治期間が大きく伸びてしまったものの、ようやく動かし始めるところまでは来たと前向きに考えて地道に回復に努めていこうと思います。それでは今回はこの辺で。

 

いつもながら長文ご精読ありがとうございました。

2016年12月6日

 

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