●第51回 「今年も暮に(2)」
すっかり寒くなり、僕も風邪をひいておりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか、宮原医院副院長の宮原です。前回早々に今年一年を振り返りましたが、もう一つだけ新しい展開がありましたので言わせて下さい。
それは、テニス(「またか」と言わないで!)です。僕が始めたのはH24の4月に、あるテニススクールのキッズペアレンツの時間(要は親子教室です)からなのですが、一面を子供が使い、もう一面をその親がレッスンを受けるというもので、時間も他のクラスより短い1時間コースからでした。その時間帯に子供をとなりのコートでレッスンしてもらっている親というのだけが条件ですので、当然親のレベルは様々です。僕は全くの初心者だったので、恥ずかしい思いを色いろしました。ただのレッスンや、乱打だけなら、一人で恥をかいていればいいのですが、残り10〜15分で必ずゲームをするのです。しかもミックスダブルスです。サーブを上から打ったこともない人がいきなりゲームですよ、しかもミックスダブルスなので相方がいるわけで、当時男性で初心者は僕だけだったのでじゃんけんでパートナーを決め、僕と組むことになってしまった女性の方には、大変迷惑をかけてしまいました。もっとも、その時間帯の親御さんたちは、男女を問わず非常に紳士淑女の方達ばかりで、そんな僕にも温かい声をかけて下さり、よく励まされたことを覚えています。そのメンバーの中で、ひときわうまい男性がSさんでした。何事もそつなくこなし、うまいことを鼻にかけず、相方がミスしても温かくフォローし、また、相手にもジェントルマンでした。その時にぼくは、「この人くらいうまくなれば、テニスが楽しいだろうな」、「この人位になるまでは、がむしゃらにやって、早くこの人のレベルになって、楽しくテニスをしたい」、「この人位になって、ミックスダブルスのパートナーに信頼されたい」などと強く感じました。そのレッスン中、担当コーチに「Sさんはこのスクールのレベルでいったら何級ですか」と聞いたところ、「中級です」という返事でした。ならば、「このコーチに中級になったと認めてもらえれば、このSさんみたいに楽しくテニスがやれるんだ」と考え、そこまではがむしゃらに頑張ろうと思いました。そして、H24.7月から初級コースにも入り、同11月にはその初級コースを初中級コースに変更し、H25.2月にはキッズペアレンツコースを初中級コースに変更しました(週2回の初中級です)。そして、この12月にようやく担当コーチに「宮原さ〜ん、もう中級でいいんじゃあないんですか?」と言われました。あまりに軽い言い方なので半信半疑になり、詳しく聞いてみると、支配人を含めた3人のコーチ(支配人と僕の通っている二つの初中級の担当コーチです)で会議をして決まったという正式なものでした。そうです、正式にスクールが認めた中級だったのです!当面の目標としていたので、大変うれしかったです。ようやくここまでこれたんだという充実感と、1年9カ月かかってしまった、どんくさいなという感情が入り混じった感情でした。
でも、今かりにSさんとテニスしても、そんなに差が縮まったと感じるかどうかは疑問だし、そもそも、今の初中級コースは、一つの所は確かに初中級の人ばかりだと思いますが、もう一つの所は、レギュラー4人中1人は中級の腕前で、しかもレギュラーでない人が振り替えでやってくると大体60%位の確率でその人は上級か中上級です。しかも、毎回2人くらいは振り替えでそのような人がやってくるわけで、そっちの初中級は、うまい順位でいえばいつもメンバー中真ん中くらいです。つまり、その時間帯の初中級では、うまい方ではないわけです。初中級クラスでもそんな状況なのに、中級クラスなんて行ってしまうと明らかに下手な方で、今までは「それでも早くうまくなるのなら」と恥を忍んで早く上のクラスに行っていたのですが、目標も一応クリアしたことだし、ここからはゆっくりやっていこうと今は思っています。「テニス歴3年たつくらいまでは、初中級でもいいじゃあないか」というくらいの気分でやっていこうと思います。また個人的な話で恐縮でした。これからは、目標を一応達成したということでテニスの話題は減らそうと思います。それでは今回はこの辺で。
2013年12月16日
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