宮原医院 心療内科
 トップページお知らせ(コラム)>副院長のひとり言 第49回「一難去って、また一難〜粉瘤〜」
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宮原医院 心療内科所在地

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●第49回 「一難去って、また一難〜粉瘤〜」

すっかり夏になりました、うだるような天気が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか、宮原医院副院長の宮原です。僕の方は以前お話ししました「胆のう的手術」の経過もおかげさまで良好で、6/18からはテニス生活に戻っていきました。ところが・・・。

2週間ほど経った、6月下旬から背中が痛くなってきました。実は、数年から背骨の上に腫れものがあったのですが、痛みも何もなく、気にしないでいました。どうやらそこを中心として痛みが出てきたのです。7月に入り外科にかかり診てもらったところ「粉瘤」と言われました。よくある良性のでき物なのですが、感染を起こすと炎症反応が強くなり痛みを起こすというものでした。徐々に大きくなってきているとは思ったのですが、最近特に大きくなってきたなあとは思っていたんです。抗生剤を飲めば引く人もいるとのことで1週間飲んでみましたが、全然引かず、7/4からは背中を床に付けて寝れなくなり、ついに7/6手術に踏み切りました。手術といっても麻酔をかけ、腫れものに切開を入れ、あとは力技でそのでき物をつまみ、膿を押し出すというもので、この押し出しがとにかく痛い!しかもその日は縫うこともなく、その切開した傷にガーゼを突っ込んで(!)、上からガーゼを当ててテープを張って終わりです。傷が開いたまま終わりなのです。当然テニスなど禁止で、やはり背中を床に付けて寝ることもダメとなりました。

あとは患部から悪いものが全部出て、傷が自然に塞がったら終わりなのかと考えておりましたが、そんな甘いものではありませんでした。そもそも粉瘤というのはカプセルの様なものを皮膚の中に形成していて、7/6の処置は皮膚とそのカプセルを切開しただけなのですが、その中身が全部出たところでカプセルが残っていると、また同じものが出来てしまうと言うのです。そこで、7/8〜7/13までの1週間は1日ごとに(1)患部に突っ込んであるガーゼをとる(2)ピンセットで患部をガツガツ突っついて、カプセルを一部ずつ取り出す(3)またその患部にガーゼを突っ込む、の繰り返しです。当然麻酔はありません。実際には違うのかもしれません背中なので見えません。印象としては上記の様な感じでした。とにかくピンセットでガツガツとカプセルの一部を抜き取っていくのが痛くて、いつになったら全部とれるのかと不安な毎日でした。

7/16の診察でようやく患部にガーゼは突っ込まれなくなり、ピンセットでガツガツもされなくなり、あと2〜3日で傷もふさがるだろうと言われました。ようやく完治に近付いてきましたので再びテニスを中心に楽しく生活していこうと思います。この「粉瘤」というものは、今回のように感染症まで起こしてしまうと上記の様なつらい処置になるのですが、ただのでき物の時点で取れば、麻酔をかけて切開して、カプセルを取って、縫って、1週間後に抜糸で終わり、傷口を切ったまま放置したり、傷の中をピンセットで1日おきにガツガツされることもなく、もちろん患部にガーゼを突っ込まれることもないようです。かかる時間はたいして変わりませんが、その間の痛みは大分違うと思います。皆さまもお気をつけ下さい。

最近湿っぽい話ばかりですいませんが、出来れば次回あたりは明るいお話をしたいものです。それでは今回はこの辺で。

2013年7月16日

 

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