宮原医院 心療内科
 トップページお知らせ(コラム)>副院長のひとり言 第46回「初めての手術(1)」
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宮原医院 心療内科所在地

〒519-2704
三重県度会郡大紀町
阿曽2270

電話:0598-86-3555
Fax:0598-86-3505

休診日
水曜・木曜・日曜・祝日・土曜午後

診察時間
9:00-12:00/14:00-17:00
※1 土曜は9:00-12:00
※2 午前11時からの1時間と午後2時からの1時間は、初診の方専用の診療時間とさせて頂いております

お知らせ

●第46回「初めての手術(1)」

今回は季節のご挨拶は省かせていただきます、宮原医院副院長の宮原です。

5/26に何とか退院してきましたのでお約束通り、入院生活をご報告させていただきますが、何よりもまずは患者様に謝らなくてはなりません。完全に甘く見すぎており、月曜(5/27)には外来に行けると思って、実際予約も入ってもらっていたのですが、実際には、とても行けず、休ませていただきました。本日ご予約いただいておりました患者様やそのご家族様におかれましては多大なるご迷惑をおかけしておりますことをまずお詫び申し上げます。火曜日からは出勤しましたが、とにかくろくに声が出ません。話すことがこれほどおなかに負担がかかっていることを改めて痛感しております。申し訳ございませんが、6/1(土)までは新患もお断りさせていただいております。このことも併せてお詫び申し上げます。このようなことになった原因に関しましてはいくつかの見込みの甘さによるものと理解しております。胆石症は症状の有無にかかわらず成人日本人の5-10%、50歳以上では10%と言われており、誰でもなりうる病気ですので言い訳がましいレポートになりますが、少しでもご参考になればと思い、一部始終をご報告します。

(1)きっかけ実は胆石が胆嚢の入り口に引っかかって起こす、いわゆる胆石の一回目の発作は、H18年に遡ります。それ以降、おいしいものを食べ、気持ちよく寝ていて夜中に激痛で目覚めるといったことを年に2回ほどは繰り返してきました。ただ、僕の方でも、何もしてこなかったわけではなく、空いているときに病院を受診し、また、人間ドックに行ったりして、H23年には某病院で「胆石症」と言われました。しかし、痛みが治まってしまえば無症状なので、暴飲暴食さえしなければ怖い手術をしなくてもいいのだと、タカをくくっておりました。しかし、今年4/2にもやはり発作があったのですが、それは、ピザ一枚をしかもSサイズを一人で食べただけで起こしてしまいました。今までにも発作を起こした引き金になった可能性のあるものは食べないようにしてきました。例えば今まで大好きだった、卵かけごはんや、カレーライスに生卵をかける、すき焼きに卵をくぐらせるといった生卵関係、それから牛肉料理全般、ウナギ、フライドポテトなど、僕の従来大好きな食べ物が「激痛を引き起こす怖い食べ物」へと変わっていき、食べれなくなってきましたが、いよいよピザまでもだめなのかと考えた時に、「これ以上食べれないものが増えるくらいなら、いっそのこと手術しようか」と決意しました。今年受けた人間ドックの先生に相談し、津市内のT病院がいいと勧められ、紹介状を書いてもらい早速外来を受診しました。

(2)T病院受診4月中に外来に行かせていただき、いろいろなことを相談させていただき明日。T病院は決して新しい病院ではありませんでしたが、そこで働くスタッフさんは非常に礼儀正しく、また、どの職種の方も優秀でした。まず、今までの経過を外来担当医の先生に話し、手術すべきか、したらどのような手術となり、どれくらいの入院期間が必要か、しなければどうなるかなどを聞かせてもらいました。まず、手術自体をするべきかどうかを聞かせていただいたのですが、「どちらが正しいという答えはないが、僕ならする」というようなお答えだったと思います。次に、どのくらいの期間入院が必要かを聞かせてもらいましたが、実は以前、僕は麻酔科の友人にも同じことを相談したことがあります。彼は伊勢の病院で働いているのですが、そこでは、まさに2〜3日で皆退院しているということで僕もそのつもりでT病院の先生にも聞きました。すると、予想通り、それくらいで退院する方もいるというお話でかなり楽観的な気分になりました。ただし、それは、腹腔鏡というものを使って手術ができれば、という条件でのお話でした。要するに、おなかに何本か筒を刺し、その筒の一本がのぞき穴で、残りの穴にマジックアームのようなものを突っ込んでする手術のことで略して(ラパ胆)と呼ぶようです。そのラパ胆で行くか、開腹手術で行くか決めるのにいくつか検査を受けました。また、手術をしなかった際には悪いことがあるかという問いの答えは、(1)あまり発作を繰り返すと膵臓にまで影響が出てくる可能性がある(2)ほかの臓器と癒着してしまい、開腹手術となりやすいといった内容でしたが、必ずしもそのような経過をたどるというわけではないといった内容だったと思います。最後に、執刀医の先生とも面談でき、その日の外来をおわりましたが、その先生の言い方はかなり慎重で、「入院期間は一週間くらいは欲しいなあ。でも、まあ、なるべくご希望通りしますよ」といった内容のものでした。そこで、5月末に学会出席のため外来休診としていた5/22〜26を入院日にあて、病院のベッドも空けておいてもらい、翌週に造影剤を注射してもう一度CTをとり、5/22入院となりました。

話が長くなりましたので、この続きは次回にしたいと思います。

2013年5月29日

 

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