宮原医院 心療内科
 トップページお知らせ(コラム)>副院長のひとり言 第35回「2012年」
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宮原医院 心療内科所在地

〒519-2704
三重県度会郡大紀町
阿曽2270

電話:0598-86-3555
Fax:0598-86-3505

休診日
水曜・木曜・日曜・祝日・土曜午後

診察時間
9:00-12:00/14:00-17:00
※1 土曜は9:00-12:00
※2 午前11時からの1時間と午後2時からの1時間は、初診の方専用の診療時間とさせて頂いております

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●第35回「2012年」

一月中に新年のあいさつも兼ねて更新しようと思っていたら、今月もはや下旬まで過ぎてしまい、取り急ぎ原稿を書いております、宮原です。今年は特に寒い気がします。暖冬などとは程遠く、ログハウスでできている我が家は隙間風も入ってくるので、薪ストーブでなんとか抵抗している今日この頃です。

さて、昨年は、懇意にして頂いていた先輩医師の急死から始まり、3月には大震災、その後の放射線騒動、と年中明るいニュースがなかなかありませんでしたが、明るいニュースもいくつかありました。どんな状況でも探せば小さいかもしれませんが喜ばしいと思えるものはあるものです。例えば、僕の仕事は主に認知症の方を診させて頂いておりますが、抗認知症薬が昨年一気に3種類認可され、患者様により幅広いアプローチができるようになりました。これは大変大きなことで特に周辺症状と呼ばれる厄介な症状を伴い、進行して行く方におきましては、今までは幻覚妄想を抑える、または鎮静作用の強い安定剤を使うのが一般的でした。しかし、新たに承認された抗認知症薬の中には、そういったものを抑える作用のある(あくまで可能性のある、ということですが)ものも出てきており、副作用という点でより安全に治療できるようになってきました。また薬の種類、量は「少なく、シンプルに」が、僕のモットーですが、更に少なく済む可能性がこれで高くなってきました。これは大変喜ばしいことです。今年はさらにこれらの薬を駆使して、認知症患者さんのQOLを維持して楽しく暮らして頂けるよう工夫して行こうと思います。

もちろん今年度不安な材料もあります。例えば先日東大の地震研究チームが、「M7クラスの都心直下型地震が、今後4年以内に起こる確率は70%」と発表しました。まだまだ地震の恐怖は去っておらず、もちろんこの東海地区も大地震が予想されて久しい地域です。お互い、備えだけはしておきましょう。

更にこれはわたくし事ですが、来月早々に、息子の学校のPTA役員選出の会議が行われます。うちに回ってくれば、僕が来年度からいろいろな仕事、付き合いが一気に増え、再来年には会長となるようです。もちろんその会議で外れればそうならないのですが、当たる確率は1/5〜1/6と決して低くない数字です。どうも田舎の小学校なので、いろいろな付き合いがあるようで、また、PTAの大会が三重県で近いうちにあるようで、その仕事も仰せつかるようになり、不器用な僕は、もし役が当たったあかつきには、とても普段の診療以上のことはできそうにありません。ですから、もしそうなってしまったら、現時点で何件か頼まれている講演などの活動はお断りさせて頂きます(お受けする前にその担当者には事情を話してあります)。また、このあと、もし僕にそのようなお話を持ってくる予定だった方が、今これを読まれているかもしれません。そのような方におきましては、上述のような事情でこの2年間は控えさせて頂くことをご了承ください。「何だ、こんなことで」と言われる方もおられるでしょうが、僕にとっては一大事です。御理解下さい。

2012年1月30日

 

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