●第31回「2010年を振り返って」
いよいよ寒くなってきましたね。皆さんお元気でしょうか、副院長の宮原です。今年も年の背になろうとしてきたので、恒例の振り返りをしたいと思います。
まずは仕事面で。当院は今年3月より、院外処方(全患者様)に切り替えました。当初は混乱することも多く、来院患者様には大変ご迷惑もおかけしましたが、最近ようやく落ち着いてきた感があり、当院スタッフも患者様も慣れてきたと思います。これからもなるべく医薬分業にしてよかったといわれる努力に精進したいと思います。あとは、年末になって、三重県の精神科診療所の大きな会が発足する運びとなりました。第一回総会自体行われておりませんが、皆で盛り上げていければいいと思います。打ち合わせのような会が一回行われたのですが、その席で、県内でも重鎮と呼ばれるI先生が、「開業してみて思うのは、開業医とは孤独なものなんだなというのを実感した」とおっしゃっておられたのが非常に印象的でした。I先生のような、権力も人望もある方が、そう思われていたことに、そしてそのような気持ちを僕らのような若輩者の前で告白されたことに強い感銘を受けました。それは僕自身強く感じていたことで、勤務医時代には患者様の治療でも迷ったり、困ってりしたときに、勤務医であれば、聞ける人はたくさんいました。また、職場の人間関係、プライベートなことなど愚痴を言いたいときにはよく飲みに仲間同士で行って、発散できました。そういった当たり前と思っていたことが、開業するとかなり難しくなりました。これは非常につらく、孤独なことです。勉強面ももちろんですが、こういった仲間意識のある会ができると、孤独感からも解放され、大変有意義なものとなると思いましたので、本格的な始動が楽しみです。
個人的には、まずはワールドカップ。守備的な戦術で、カウンターで点をとるスタイルは、ある意味見ていて面白くないですが、それでもあの結果なら上出来で、とても勇気をもらいました。それから、Jリーグ。僕はJ発足時から生粋のグランパスファンでした。1993年から応援し続けて17年。天皇杯でタイトルをとったことはありましたが、Jでは2位どまりでなかなか手が届きませんでしたが、ようやく今年優勝できました。これは、グランパスファンにとっては感無量です。先ほど書いた日本代表と違い、非常に攻撃的で、内容も見ていて大変楽しめるサッカーでの優勝はやはり爽快なものですね。一方で悲しいことも。それはジャイアンツが優勝を逃したことです。特に終盤の大失速には大いなる失望感を持ち、中継されている試合もみないほどでした。特にリードしている場面での9回、クルーンというシチュエーション。胃に穴があいてしまいました。まあ、僕が見ている限り、一点リードの場面なら延長戦へ突入。二点リードならなんとか一点差で勝ち、同点で出てくるとサヨナラ負けが多かったように思います。僕が監督なら、「初めの四球は振るな」と指示するでしょう。そしたらおのずとバッター有利なカウントかフォアボールになるはずです。来年の抑えは山口でいいのではと個人的には考えます。
釣りに関しましては、ワラサ、ヒラメがよく釣れた一年でした。対照的に、アジ、ワカシ、マダイが取れませんでした(僕だけ?)。釣れないと道具や、釣法のせいにする僕のこと、今年も新しい釣り(一つテンヤ、エギのティップラン釣法など)にも挑戦しました。これらがモノになるよう来年も精進します。
つれづれなるままに今回もダラダラ書いてしまいましたが、皆さまも来年はより楽しく、充実した年になるよう、前向きに生きましょう。それでは今回はこの辺で。
平成22年12月18日
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