宮原医院 心療内科
 トップページお知らせ(コラム)>副院長のひとり言 第27回「座右の銘?」
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宮原医院 心療内科所在地

〒519-2704
三重県度会郡大紀町
阿曽2270

電話:0598-86-3555
Fax:0598-86-3505

休診日
水曜・木曜・日曜・祝日・土曜午後

診察時間
9:00-12:00/14:00-17:00
※1 土曜は9:00-12:00
※2 午前11時からの1時間と午後2時からの1時間は、初診の方専用の診療時間とさせて頂いております

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● 第27回「座右の銘?」

今年の春は何か変です。魚も釣れないし、体調を崩した方も多かったのではないでしょうか、宮原です。さて、長らくこの「ひとり言」コーナーも更新していなかったのですが、実はこの3月から、当院は皆さん院外処方に変えさせて頂きました。と同時に、診察を基本的に受けて頂いてから処方するという形を徹底する方針に変えさせて頂きました。「お薬だけ」という方にも対応させて頂いておりましたが、最近は、それではむしろ無責任と取られるような時代背景になってきたため、このような方向転換をさせて頂きました。実際院外処方にし、同時に「薬だけ」を廃止したところ、予想より多くの患者様に引き続きご来院頂き、大変感謝しているところです。
いままで「薬だけ」の方も少なくなく、そういった方の多くは「診察も受けなければいけないのなら」と、他院へ行かれる方がかなりみえるのではないかという予測だったので、ありがたい限りです。しかし、その結果、当院心療内科は、県内のほかのメンタルクリックさんと比べ、患者様の数は少ない方だと思うのですが、それでも結構忙しく、なかなかHPを更新する気にならなかったのです。

今回は何を書こうかと思ったのですが、座右の銘について書こうと思います。僕は「必然は最大の動機なり」とよく思い、患者さんにも言うことがあります。「必然」が最大のモチベーションを上げる元となり、必然性が高ければ高いほど、やる気が出るというものです。例えば僕は講演するのが嫌いですが、患者さんが少なくなってくると不安になります。あるいは、認知症の方の治療をしているときに、「もっと一般の人にも、こういった疾患の理解があれば、よりよい治療も出来るかもしれない」などと思います。そういった「必然性」が、モチベーションとなり、頼まれた講演を受けるのです。つまり、自分のためにやっているようなものです。しかし、以前からお話ししている通り、やはり講演は嫌いなので年間に行う回数を制限させて頂いております。最近では、先月は南伊勢町の社協で話しましたし、今月は大紀町の病院で講演する予定です。受けているときりがないので、先月までに頼まれたお話だけはお受けしたのですが、今月からはお断りさせて頂いております。2週間前にもある市から講演の要請を頂きましたがお断りさせて頂きました。お断りしながら、つくづく人間は怠け者だなと思いました。僕だけかもしれませんが、なかなかこの「必然性」が無いと動けないものですね。昔からよく、「借金が無いと働く気がしないから少々は借金した方がいいんだ」などと言われますが、それもこの「必然性」を利用したモチベーションの上げ方なのでしょう。とにかく最近この座右の銘が頭をよぎることが多いので書いてみました。それでは今回はこの辺で。

追伸
もちろんうつ病がひどい時には、この「必然」があっても動けないのが当たり前であり、そのような状況にある方は、無理に動かれないことをお勧めします。

平成22年5月19日

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