宮原医院 心療内科
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宮原医院 心療内科所在地

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● 第22回「秋らしい釣り」

秋の気持ちいいというよりも、肌寒い長雨が続く今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今年の9月はようやく僕の船でもハマチ(ブリの幼魚で40センチを超え60センチまでのもの)が16本揚がりました。船だから当たり前という人がいるかもしれません。でも、僕はここまで来るのに7年かかりました。自分の操船で、ハマチを釣るために船を購入したものの、遠くへ行くのは怖くて、なかなか遠出できず、初めの何年かはマリーナのある大湊近辺(伊勢市)で、シーバス(鱸)、アジ、キスなどを捕って喜んでいました。一年中青物(ブリ族、カンパチなど)を釣るために買ったはずなのに、などともどかしさを覚えながら、それでもそれなりに楽しかったです。2年前に船を少し大きなものに買い換え、思い切って遠出するようになったことと、ショットガンという釣法に巡り合えたことが非常に大きかったです(あまりに専門的すぎますので詳細はカットします)。それからは、ヒラメ、マトウダイ、スズキ、マダイ、ハマチまでの青物が釣れるようになり、一気に充実してきたというわけです。しかし、いまだに怖いものがあります。それは、着岸です。つまり、釣りから帰ってきたときにマリーナの桟橋に着けるということですが、これが、風によっては、或いは潮の流れで難易度がまったく違ってくるのです。ある時は、浅瀬にプロペラが擦り、ある時は隣の船にぶつかりそうになり、また、桟橋にめりめりと船首が突き刺さってしまったりと、とにかく、車を運転する人は、縦列駐車をする時に道路自体が動いていたら?と想像して下さい。怖いでしょ?これは未だに慣れず、帰港してくる時が最も緊張するのです。その桟橋で家族連れが釣りでもしてた日にゃあ、もう大変です。余計緊張してしまい余計おかしな操作を無意識にしてしまっているようで、まともに止めれた試しがありません。でも、逆に言うと、それほど難しいものだからこそ飽きないのかもしれません。釣り自体も、遊漁船で連れて行ってもらって釣るのとは違い、ポイントやそこへ入る時間、釣り方そのものさえも船長である僕がデザインします。だから、同乗者の釣果も船長が左右するのです。遊漁船に乗っていたころ、同乗者の誰も釣れず自分だけ釣ったときには、「俺の腕がいいから釣れたのだ」などと悦に入ったものでしたが、実は釣り人の腕の差など微々たるもので、それより船長の腕がはるかに大きいということを最近では実感しています。今でも時々遊漁船に乗りますが、自分だけ釣れても「この船長はなんてうまいんだ。感謝します」という感覚です。逆に釣れないと「なんという船長だ」となるわけですが、自然が相手ですからそれだけではないことも心得ているつもりです。長々と愚痴のような話を書いてしまいましたが、僕が言いたかったのは、せっかく三重県に住んでいるのだから釣りを趣味にすれば皆さん楽しいのにな、ということです。特に食べる楽しみは格別です。釣りを覚えるまでの僕は、うまい魚と言ったら、高いお金を払って高級寿司屋に行くか高級料亭に行けばいいと思っていましたが、今は自分で釣って、締め、捌き、調理したものの方がはるかにうまいことを知っています。そのことも味わってほしいのです。三重に住んでいてもったいないですよ。魚は実は決して生臭くなどないことを知って欲しいのです。自分で船を持ったら、毎回大冒険となり、大海原での壮絶な戦いが待っていますよ。ちなみにこれを読んでいる方で僕の船に乗る機会がある方がいたら、申し訳ありませんが命の保証は出来ません。皆で、海の危機を乗り越えてやるんだ、という気で、決して船長任せでない気持ちで乗って下さいね。また、船は高いという印象が皆さんあるかもしれませんが、実は軽自動車並みのものから新艇でもあるんです。やる気次第です。それでは10月の僕のターゲット、アオリイカを釣る作戦を考えつつ、今回はこの辺で。

 

平成21年10月6日

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