● 第17回「5月ですね」

　皆さん、GWも終わってしまいました。僕は、潮干狩り、釣り、映画鑑賞、最終日は山登りと過酷な休暇を過ごしました。僕はGWが終わった直後に休暇がほしくなりましたが、皆さんもそれぞれに楽しまれたことと思います。
　さて、フェルラ酸の治験結果をまとめる最後の会議がようやく5/11に終わりました。全国から認知症の専門医が集まり、相変わらず場違いな僕は、肩身が狭く大変緊張した一日でした。さらには10時半から15時までという大変長丁場の話し合いにかなり疲れました。とはいうものの、皆さん僕よりご年配で、より遠方から集まられた方も多く、その治療意欲、情熱には頭が下がる思いでした。
　あのような場に行くとつくづく思うのは、自分の未熟さです。普段は、「自分はこの辺で認知症に関しては誰よりも知っている」といったような自信を持って講演、診療に携わっているのですが、井の中の蛙であることを思い知らされて帰ってきます。それに雑誌に掲載された文献数や、キャリアという面でも他の先生とはあまりに違うなと思い知らされます。とはいえ、思ったよりフランクな雰囲気で勉強させていただいた一日でした。各先生方の一言一言が大変勉強になり、また、今後のことを考えると有名な先生方に顔や名前を覚えていただいていれば、それだけでも参加した意義があったと思います。
　肝心の治験結果に関しては、まだ未発表ということでここでは控えさせていただきますが、大いなる可能性を秘めていると言うことだけは断言できると思います。年内に権威ある専門雑誌にでも公表されると思いますので、その後この場でもご紹介したいと思います。それでは今回はこの辺で。

平成20年5月12日