● 副院長のひとり言 第10回「30年ぶりの入院」
雨が多い季節になってまいりました。もう梅雨入りかなどという噂もあり、うっとおしい季節となってまいりました。
さて、皆さんの中には何人かご存知の方もいるかと思いますが、僕の趣味は釣りです。といっても、最近まったく行けていなかったので、GWは釣り三昧にしようと4月中旬から決めておりました。
ところが、この時期二見沖では例年にない事態が起こっていました。キスさえ釣れない、アオリイカは居ない、鱸はどこへやら。ノッコミといわれるこの時期に荒食いするはずのマダイさえ居ないという始末。
結局、4月29日は大物狙いで行ったものの、カサゴ2匹、30日は家族でキスだけを狙いに行ったものの、2人で15匹という有様。
5月の3・4・5日はどうしようといろいろ考えましたが・・・・。なんということでしょう、30日の夜から右下腹部が痛み出し、発熱。触るだけで激痛がして歩けなくなってきました。
自己診断でいわゆる盲腸と判断し、松阪市内の病院を受診したところ、白血球も17000を超えており、いよいよ緊急手術か?観念して緊急入院となってしまいました。
しかし、CTを撮ったところ、盲腸ではない可能性が高いということで、絶飲食で、点滴を受け、様子を見ることになりました。
結局、それで4日もしたころには自覚症状、採血上の異常もなくなり、医師は7日に退院といってましたが、6・7日と仕事があったので、無理をいって5日に退院してきました。
その後も元気だったのですが、原因を確かめるために主治医の先生が注腸造影をしましょうというので、18日にしてきました。大腸内視鏡といわれるのが怖かったので、注腸でほっとしながら検査を受けてきましたが・・・。あんなに注腸検査が大変とは思わなかったです。
まず前日から下剤を飲むのですが(汚い話で申し訳ありません)、とにかくトイレに行きたくて眠れませんでした。そして、当日の検査の最中、検査後のガスやバリウムが出るまでの腹痛・・・。注腸でよかったなどとはとても思えないつらさでもう2度としたくないというのが正直な感想でした。
でも、多くの人が文句も言わずあのような検査を受けているのですね。
今回のことで痛みに耐える苦しさ、何日もご飯を食べれないつらさ、検査の大変さをしみじみ痛感しました。終わってみればいい経験をさせていただいたということでしょう。今後の糧にしたいと思います。
とはいえ、5月1・2日の外来を急に休診にさせていただきました。ご迷惑をおかけしましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
僕の体は元気です。これからは、なるべく休まないように診療していきたいと思います。皆様もお体には気をつけて楽しくお過ごしください。
2006年5月19日
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