● 副院長のひとり言 第6回「今年1年を振り返って」
久しぶりのひとり言更新です。もう平成17年も残すところ僅かとなってまいりました。急に寒くなってきましたね。皆さんもお風邪などしかないように楽しくお過ごしください。
というわけで、今年1年を振り返ってみますと、まず、この1年は患者さんがかなり増えました。当院当科はたいした宣伝はしていないのですが、口コミで広がっているのか、かなり遠方の患者さんが増えました。具体的に言いますと、平成17年11月の1ヶ月で当院当科に来院された全患者さんのうち、大紀町以外にご在住の患者さんの割合は全体の約48.8%もみえるのです。もちろん、総来院患者数(延べ人数とも)も、1年で80人ほど増えました。ありがたい限りです。経営的なこともあり、また、当院に来られる患者さんのことも考えると、もう100人ほど増えたら、土曜日も1日外来をしたり、往診自体廃止したり、午後も6時まで開くようなことも検討しなければと思うのですが、今の時点ではそれよりも施設の患者さんのニーズが高いので、しばらくはこのままの診療時間・方式で行こうと思っています。あと1年程先かと考えています。
それと、もの忘れ検診が大紀町で始まりました。結果はいまいちでしたが、より受ける方の負担が少なく、かつ、精度の高いものを来年には考えておりますので、ぜひ皆さんご参加ください。また、大紀町以外の住民の方、もしもの忘れ健診の必要性を強く感じられるようでしたら(僕は絶対に必要だと思うのですが)、ご在住の地域の地方自治体(役場、市役所のことです)にご相談してみて下さい。住民の声が多ければ多いほど実施の方向で検討されるはずです。また地方自治体の方々がどういう形でやっていくべきかわからなければ、僕でよければ相談に乗らせていただきますので、お気軽にご一報ください。とは言いましても度会郡、大台町、紀伊長島町、伊勢市、志摩市などは、今年4月に僕のほうで開かせていただいたもの忘れ検診の講演会に出席されていますので、その意義、具体的方法などはご存知のはずです。とにかく、なるべく早く物忘れを発見して、本人さんは勿論のこと、家族の方も含めて、このあとの10年間、一家がなるべく楽しく生活していくには不可欠なことだと思うのです。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
2005年12月20日
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