●第33回 「ケーブルテレビのロケを終えて」
ようやく春らしい気候になってきましたね、一日の最高と最低気温の温度差が激しいので、風邪などひかれていませんか?宮原医院の副院長の宮原です。
昨日、ケーブルテレビのロケがありました。認知症の啓発活動として、昨年は町内だけで四回講演をしました。ダブルヘッダーという日もありました。そして今年は、さらに啓発活動の一環として、このような機会をいただいた次第です。カメラが回り始めてから、止まるまで約一時間程度のロケでしたが、それなりに苦労はしました。まず、昨年行った講演の短縮版というコンセプトでしたので、どこを切って短くしようかと悩みました。また、テレビ番組ならではの特性を生かし、幾分か対話形式を取らせていただいたのですが、僕の話す言葉が少なくなる代わりに、相手の司会進行係の方のセリフも考えなければならなくなり、台本と言うか、進行表のようなものも作ることとなりました。また、これは役場の方にしてもらいましたが、講演で使ったスライドを拡大印刷し、紙芝居のような形でボードを作り、それを中心に進行することにしたため、そういった準備も必要でした。とまあ、色々ありましたが、何とか無事にロケが終わりました。硬い表情だったり、何度かセリフを噛んでしまったりしましたが、言いたいことは伝えられたと思います。7〜8年前も確か同じようなことをしましたが、その時よりは自分なりには納得できる内容になったと思います。
今回の内容は、認知症の定義、その症状、なったらどうすべきか、介護の基本、周囲の人による認知症発症の気づき、などが主な構成で、新しい治療(抗認知症薬)、新しい介護方法(パーソンセンタードケア)などもチラッと付け加えました。深く学べる内容ではありませんが、入門編にはなろうかという内容に仕上げたつもりです。1〜2ヶ月以内には町内のケーブルで放送されると思いますので、興味のある方は是非見ていただき、ご意見、ご感想などいただければ幸いです。また、ロケ終了の際に、放送内容をDVDに落として何枚か頂くことをお願いし、承諾していただけましたので、見れなかった方も1〜2ヶ月後には当院にてお貸しできると思いますので、お気軽にお申し出下さい。
それにしましても、テレビ番組の収録は、今回が確か3回目だと思いますが、いつも緊張しますね。いつも以上に噛んでしまったり、対談形式だと対談相手を見ると思わず笑ってしまったり、普段ならない心理状態になり、正直苦手です。大変疲れました。もう五年位はこのようなお話はこないでしょうし、来たところでお受けしないでおこうと思います。あとは、せっかく出来た番組ですので、少しでも多くの方に活用して欲しいと切に願います。これを読んで頂いております皆様にも、ぜひこの点でご協力のほどをお願いし、今回はこの辺で終わろうと思います。それではまた。
2013年5月10日
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