● 老年心療内科のミニ勉強会
　　 第４回「知っていますか？通院医療費公費負担制度のこと」

一般の方にはあまりなじみがないでしょうが、精神科には「通院医療費公費負担制度」なるものが存在します。

それは、精神科、心療内科を標榜しているクリニックに通院している患者さんは、お住まいの市町村の行政機関（役場、市役所）に行って相談し、その制度をを利用する旨を伝え、手続きをとれば、通院医療費が本人の負担は０．５割になるというものです。安いでしょ？デメリットとしては、役場などに知り合いがいれば、患者さんがその病院に通っていることがその役場の人にばれてしまうかも、という点でしょうか？

当然私も精神科を標榜しているものですから、当院当科に、当科的な疾患でかかっている方は適応となるでしょう。ぜひ気軽にご相談してください。当科にかかる方はどうしても長く通院しなければいけない患者さんが多く、診察料も馬鹿になりません。当科では内科的な検査などは殆どしないようにしてますので、そういったところではあまりお金はかからないのですが、心療内科にかかるだけで「通院精神療法」というのを私は請求できます。これが結構高いのです。特に３割負担の方は高いと思いますので、ぜひこのような制度をご利用ください。

2005年2月16日